株式会社カケハシ スカイソリューションズは、各業界の転職環境やキャリア形成について、専門家への独自取材に基づいた情報をお届けする『転職hub(ハブ)』にて「定年後の仕事とお金に関する調査」を実施いたしました。

「定年後の仕事とお金に関する調査」記事は以下のリンクから読めます。
https://www.kakehashi-skysol.co.jp/media/post-6007/

■この記事でわかること
 ●【定年後の60代男女1100人対象】仕事とお金に関する調査
・定年退職をした後に働いているか
・働いている人の雇用形態
・働いている人は定年前と同じ職種か
・現在の仕事を選んだ理由
・世帯の主となる収入源
・世帯人数別の収支
・回答者が仕事から得るひと月の収入
・定年退職後に不安に感じていること

●専門家によるセカンドキャリアへのアドバイス
・「老後2000万円問題」は本当か? 老後資金の考え方
・セカンドキャリアの考え方とシニア層求人の傾向

■定年後と仕事とお金のアンケート調査概要
調査名 :定年後の仕事とお金に関するアンケート調査調査
調査方法:ジャストシステム株式会社「Fastask」を用いたインターネットリサーチ
調査地域:全国
調査期間:2023年2月21日~3月1日
調査対象:60〜69歳の男女1100人
調査元 :株式会社キュービック

■定年後の仕事とお金に関する調査の結果

  • 定年後の60代の66%が「働いている」と回答

政府は「高年齢者雇用確保措置」を策定し、定年の引き上げや廃止、または継続雇用を推奨しています。実際には、72.3%の企業が定年を60歳とし、多くの企業が継続雇用制度を導入しています。

そこで、今回の調査は、事前調査として60代の男女に「定年退職をしたか」と質問。その内「定年退職した」と回答した男女に限定し、仕事とお金に関する実情を聞きました。

定年退職後の60代の人を対象としたアンケート調査で「定年退職後に仕事をしていますか?」と質問したところ、60代全体では働いていない人が34%、働いている人が56%でした。

60~64歳と65~69歳に分けてみると、60~64歳の78%が働いており、その内、51%の人が「継続雇用制度」で仕事を続けていることがわかりました。

  • 定年後も働いている人の雇用形態は「嘱託・契約社員」が多数

 「働いている」と回答した727人に雇用形態を質問。60代前半と後半に分けて多い順に並べました。

60~64歳 (n:429)/65~69歳 (n:298)

 60~64歳
雇用形態
60~64歳
割合
65~69歳 
雇用形態
65~69歳 
割合
1嘱託・契約社員49%嘱託・契約社員37%
2正社員29%パート・アルバイト29%
3パート・アルバイト14%正社員22%
4自営・個人事業主
・フリーランス
6%自営・個人事業主
・フリーランス
6%
5その他2%その他3%

一番多かったのは、60代前半・後半ともに「嘱託・契約社員」でした。
2位と3位は、60代前半では「正社員」が多く、次いでパート・アルバイトでしたが、60代後半では「パート・アルバイト」が2つ目に来ており、逆転する結果となりました。

  •  「再雇用で定年前と同じ職種」で働く人が多いが、60代後半には変化あり

定年前からの職種の変化を聞いたところ、圧倒的に多かったのが「再雇用で定年前と同じ職種」でした。

しかし60代全体で見ると、2番目に多かったのが「再就職・起業で定年前と異なる職種」という結果になりました。継続雇用で65歳まで同職種で働き、65歳以降に新たな仕事に就くパターンが多いということがわかりました。

  • 培った知識やキャリアを定年後も生かしている

現在の仕事を選んだ理由を聞いてみたところ、圧倒的に「これまでの経験や知識を活かせるから」という理由が多くなっています。

やはり、培ってきた経験や知識が定年退職後の仕事につながっていることがわかります。

  • 60代前半は主な収入源は「給料」、後半では「年金」に変化

収支に関する事情についても回答では、主となる収入源は、60代前半と後半で大きく変化があります。

60代前半は65%が「自分の仕事の収入」であり、60代後半の60%が「年金」と回答。65歳を機に、生活費の主体が年金に変化していることがわかりました。

  • 世帯人数別の収支についても調査

月の平均支出や収入は、世帯人数との関連性が強いため、1人世帯~5人以上世帯に分けて調査結果を分析。
支出は、2人以上の世帯では20~30万円、1人世帯では10~20万円が最も多いという結果になりました。
また、回答者自身の月の収入は1人世帯と2人世帯ともに10〜20万円が多いようです。記事では、世帯人数と支出・収入のくわしい分布を掲載しています。

 「定年後の仕事とお金に関する調査」記事は以下のリンクから読めます。
https://www.kakehashi-skysol.co.jp/media/post-6007/

  • 定年後の不安は「生活資金の不安」が上位

「定年退職後の悩みはありますか?」

 60~64歳 65~69歳 
 悩みの内容人数悩みの内容人数
1生活資金の不安212人特にない239人
2特にない208人生活資金の不安192人
3仕事にやりがいを
感じられない
49人社会との結びつきが
希薄になったと感じる
47人
4社会との結びつきが
希薄になったと感じる
33人毎日の生活に張りがない25人
5毎日の生活に張りがない21人仕事にやりがいを
感じられない
18人
6住居に関する不安15人住居に関する不安6人
7その他10人その他11人

「定年退職後の悩みはありますか?」と聞いたところ、60~64歳、65~69歳ともに「生活資金の不安」が上位に入っています(回答数は60〜64歳が212人、65〜69歳が239人)。
そして、60~64歳で3位になった「仕事にやりがいを感じられない」(49人)が65~69歳では5位(18人)になり、その代わりに「社会との結びつきが希薄になったと感じる」が3位(47人)に入っています。年代によって重視することが「仕事」から「社会」へと移行していることがうかがえます。

■専門家インタビュー:セカンドキャリアの考え方
アンケート調査では、今の60代にお答えいただきました。しかし、年金受給額の変化や人手不足が慢性化している社会状況において、シニア層の労働環境は刻一刻と変化しています。そうした変化や今後セカンドキャリアを考えるにあたってのアドバイスを専門家にうかがいました。

「重要なのは、現在の支出の状況から自分自身(および家族)の今後の支出をきちんと計算すること。そして『定年後に働くこと』に関して大事なのは、現在のキャリアの延長としてではなく、『必要な分だけを稼ぐこと』と『自身がどのように働きたいかを冷静に捉えること』」というアドバイスをいただきました。

「定年後の仕事とお金に関する調査」記事では専門家からのアドバイスを詳細に紹介しています。
https://www.kakehashi-skysol.co.jp/media/post-6007/

■「転職ハブ」編集部より
今回の調査では、60代のなかで「定年退職を迎えた人」に限定してアンケート調査をおこないました。
現在、会社員として働く人にとって、定年を迎えたあとにどのような生活が待っているかの参考になったのではないでしょうか。
調査では「再雇用制度の活用」が多数の回答ではありましたが、なかには「趣味を生かして新しく仕事を始めた」など、自身で道を切り開いているというコメントもありました。また、お話をうかがった専門家の坂本さんからも、高年齢者の活躍の場は広がっているというお話があり、退職後の可能性が拡大する世の中になってきたことがわかります。
年金受給額が減ったり、保険などの支払額が増えたりと悲観したくなるのが今の状況です。
しかしだからこそ、いざ定年を迎えた時にいくら稼ぐ必要があるのか、そしてどんな仕事をしたいのか、自身で明確なビジョンをもつことが重要なのでしょう。
今後も「転職ハブ」では調査・分析・取材を通じ、就職・転職活動にまつわる情報やサービスを提供してまいります。

■株式会社カケハシ スカイソリューションズについて
カケハシ スカイソリューションズは「人と組織の成長を加速する」というミッションのもと、採用、育成、定着を支援する様々なソリューションをワンストップで提供している2011年に設立した人材サービス会社です。
のべ10,000社以上の支援実績から各社の状況にあわせたオリジナルの企画提案を得意としています。人材採用計画と採用活動の実施・検討状況をうかがい、求める人材像などの人材要件を定義。採用戦略の立案から広告媒体の選定、クリエイティブ、採用体制づくり、内定者フォロー提案まで、年間を通してお手伝いします。
また研修のご支援では内定者研修から始まり、階層ごとの社員研修(新入社員~幹部・管理職)にも対応しており、それぞれのレイヤー・企業ごとに必要なスキルや考え方を段階的に提供いたします。

商号  : 株式会社カケハシ スカイソリューションズ
設立  : 2011年
代表者名: 代表取締役社長 中川 智尚
本社所在地 : 東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ7F
URL   : https://www.kakehashi-skysol.co.jp/

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